通院慰謝料の計算方法

交通事故が原因の怪我を治療するために、病院に通った場合に加害者側から支払われるのが、通院慰謝料です。ここでは、通院慰謝料の自賠責基準と弁護士基準での計算方法を比較して解説していきます。

自賠責基準での通院慰謝料

自賠責基準とは、自賠責保険に基づいた慰謝料の算出方法です。通院慰謝料は、通院日数×2、もしくは通院期間のうち、少ない方の数値が採用され、その数値×4200円で算定されます。

例えば、通院日数が60日で、通院期間が90日だった場合、少ない方の60日が採用されるため、60日×4200円=252000円が通院慰謝料となります。

弁護士基準での通院慰謝料

弁護士基準とは、裁判所の過去の交通事故に関する判例に基づいて、慰謝料を算定する方法です。

裁判所基準とも呼ばれており、公益財団法人日弁連交通事故相談センターが発行する「民事交通事故訴訟損害賠償額算定基準・上巻」(通称・赤い本)に記されている「入通院慰謝料(別表1)」と「入通院慰謝料(別表2)」の数値を使って計算します。

例えば交通事故による骨折で入院した後に通院し、治療とリハビリに務めた結果、通院期間200日、通院日数が54日となった場合、実際の通院日数は54×3.5=189日となることから、30日を1ヶ月として計算した6ヶ月と9日を別表1の数値に当てはめます。

そのため、116万円+(124万円-116万円)×9(日)÷30(1ヶ月の日数)=1184000円が、通院慰謝料となります。